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真っ赤な髪のおばちゃん

ある日、平日の空いているフードコートで食事をすることに。
レジに行くと、髪がベリーショートで真っ赤に染めているおばちゃんがいました。

注文をした後で、食べ物を取りに行くと、
そのおばちゃんが、
「イオンのマックでバイトしてない?」
と聞いてきました?

突然のことでびっくり。
私「え、イオン?」
おばちゃん「そうそう、○○のイオン。」

あ、多分、乏毛症の店員さんがいるんだろうなと察知。
そこで、笑顔で、
私「してない、してない。」
おばちゃん「そうか、してないって!」

と振り返った先にはもう一人のバイトのおばちゃん。
多分、あの髪の子、イオンのマックでバイトしてる子だと思うという
話をしていたのでしょう。

おばちゃん「似てる子がマックにいんのよ。」
私「ほんとにー。じゃあ、ありがとうございますー。」

ここで会話終了。
後で考えてたら、
真っ赤な髪のおばちゃんの方がもっと目立ってるって!

昔だったら、こういうデリカシーのない質問にはイライラしたり、
ショック受けたりしていましたが、今はもう笑い話になるレベルに。
それも、おばちゃんは私のことをかわいそうな子として見てないし、
おばちゃんも赤い髪でそれなりに自分のが見られている対象になっているから。

私もマイノリティー、あなたのマイノリティー。

あ、ちなみに後日そのイオンのマックに行ってみましたが、
その店員さんはいらっしゃいませんでした。残念!
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マリーのお話

アメリカの脱毛症の友人、マリーさんからこんな話が届きました。

マリーさんはアメリカの気候がいいサンディエゴに住んでいます。
昔、ウィッグをしていたのですが、映画館であまりの暑さに苛立ったことから、
それ以降はなにもかぶらないか、スカーフをして過ごしています。

ある日、数年前に購入したウィッグをつけて教会に行きました。
彼女がウィッグをつけるのは10年ぶりのことです。
そこは毎週同じ仲間が集まっているので、
ウィッグ姿を見ていろいろな反応があったのですが、
その中で予想外なことが起こりました。

ある友人が真剣な顔でこう聞いてきました。
「髪切った?」

驚いたマリーさんは
「どの髪のこと?」

と聞き返すと、やっと友人は
そういえばマリーさんは髪がないと思い出したのです。

その後は二人で笑って過ごしたそうです。
いいですよね。要するに、外見は気にするほどのことではないということです。
その人の目に映っているのは、マリーさんという存在というか、雰囲気というか。

決して脱毛症のマリーさんというわけではないのです。

ちなみにマリーさんは毎年行われるインターナショナル脱毛症デーのリーダーです。
いつかこんな冗談で笑える時がくるといいですね。

名古屋で活躍するウィッグな二人

今、名古屋では二人の有名なウィッグをつけた女性がテレビで活躍しています。
それは乳がんと戦うお二人です。

一人はご存じの方も多いと思いますが、元SKEの矢方さん。
NHKで乳がんダイアリーという番組でも特集されていましたが、
現在ウィッグをつけて活躍されており、
ウィッグを外した姿もテレビで披露されていました。

そして二人目が、中京テレビのアナウンサーの恩田さん。
闘病中、生放送でウィッグをしながらお仕事をされていました。
現在もウィッグはしていませんが、毎日テレビにでられています。

いつも思うのですが、先天性と途中で髪を失うのは、
本当にショックが異なります。

とくに矢方さんの方は、
誕生日に欲しいのは髪だとおっしゃっていました。

たまに自ら帽子をとって、私もがんで髪がないんですと
話しかけて来られる方もいますが、
本当に力になれないのです。

二人がテレビでウィッグ姿を披露して普通に生活することで、
同じ方々を救えてるのではないなと思います。

乏毛症仲間のちぃさんとも、
テレビつけて毎日ウィッグした人が出てるのはいい環境だよね
と話をしていました。
もし名古屋にいらっしゃる機会がありましたら、ぜひご覧ください。



アンビバレンス

アンビバレンスとは、相反する感情が同時に起こることで、
愛しいけれど憎い、好きだけど嫌いという中で揺れ動く状態です。

私の中にあるアンビバレンスは
女性でいたいという気持ちと、
髪がないことで女性として見られないなら、
いっそ女性でいたくないという気持ちです。

多分この気持ちが始まったのは、学生時代だと思うんですね。
そう、制服。
男女で制服がわかれていることで、
あなたは女、あなたは男というように分けられます。

けど私には女性の髪がない。
それは私だけでなく、周りの男子も女子も気付く違和感で、
それを振り払うように、女性らしさを抑えたのですが、
一方でやっぱり女性である自分が好きだったりします。

本当は中性の人間らしくが一番いいのですが、
やはりそこは人間。

自分の女性らしさが憎かったり好きだったり、
この髪も愛おしかったり、嫌いだったり。
揺らいでしまうのも人間らしくていいかなと思います。

脱毛症の人が言われる8つのこと

オーストラリアの脱毛症団体が面白い記事を掲載していました。
脱毛症の人が言われる8つのこと。

それは、
1、たがか髪なんだから
2、でもまぁ、○○じゃなかったんだから
3、ストレスでも感じてた?
4、でも、○○しなくて済むし
5、○○は試したことある?
6、すべて起こることには意味がある
7、ウィッグつければいいじゃない?
8、勇気あるね。

私は先天性なので、あった髪が抜けていく人の気持ちは共感しかできませんが、
5、6、7は正直心穏やかではないですね。

とくに6。
これ、宗教観がはいってるんですよね。
都合のいい時だけどこかの宗教から
もってきた言葉か引用されるのが、なんとも都合がいいというか。

でももしかしたら私も他の病気の人を励ますために
同じようなことを言っていたかもとはっとしていまいました。
そんな人のために、逆にこいう言い方変えてみたらという提案もありました。
その理由も一緒に記載しますね。
上のリストと比較しながら見てみてください。

1、大丈夫?
 そばにいて、サポートするよという気持ちを表せばいい。
2、調子どう?
 脱毛症は命を脅かす病気ではないけど、こういわれただけでも安心します。
3、大変だったよね。
 共感してあげればいい。気持ちのサポートが最高の方法です。
4、人生変わった?
  脱毛症になって、人生に別の良い面が見えることもあるので、聞いてあげよう。
5、なにかいい情報あった?
  本人が自分で解決策を探していることもあるので、それが見つかったか聞いてあげよう。
6、信じているよ。
  脱毛症の人がどんな選択肢をとっても、それを信じてあげよう。
7、すてきね!
  ウィッグをしてもしなくても、その人が選んだ生きる道を愛そう。
8、すごいね。
  髪がないまま外出することは勇気のある事じゃなくて、普通に生活しているだけのこと。
  なので、それを勇気と呼ばなくてもいい。

すべてに言えることは、まずはその人の意志を尊重し、
聞く、認める、褒める。
普通の人間関係と一緒です。
けどテンパってなかなかそんなうまく返せないときも多々あります。
これも練習ですね。